70歳を超えた方の2人に一人は、降圧剤の服用者だというデータがあります。
また30代~高齢者の降圧剤を服用してる方で、血圧を正常値へコントロール出来てる方は、ほんの12%だというデータもあります。
上記表から、降圧剤を飲んでも70.7%の方は、残念ながら高血圧140mmHg以上のままなのです。次に降圧剤服用者の血圧の年代別の平均値を見てみましょう。
降圧剤 服用者 血圧 平均値 |
30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
女性 | 115/77 | 144/88 | 147/89 | 150/85 | 151/80 |
男性 | 148/93 | 150/94 | 150/92 | 150/87 | 152/81 |
降圧剤を飲んでも、正常高値130~139/85~89も難しいのが分ります。
降圧剤を服用する大きな理由は、血圧を下げる事に他なりませんが、降圧剤には長所と問題点があります。ここを認識して、降圧剤と付き合って下さい。
降圧剤の長所
・降圧剤の服用で、血圧が10%以上、下がるとされています。(薬の種類・量で変わります)
・血圧が下がる事で、脳卒中になる確率-40%、心筋梗塞などの心疾患になる確率-10%下げる事ができます。
誰しも脳卒中や心筋梗塞になる確率を減らして、自立した健康生活を送りたくて降圧剤を服用します。
降圧剤の問題点
・一般的に、降圧剤を飲み始めると止めるのは難しい。(医療費がかさむ)
・降圧剤の長期服用で、自立度が下がる。(人の助けがないと、身の回りの事が出来ない)
下の血圧と自立率の関係 |
降圧剤なし |
降圧剤あり |
90~99 |
70% |
50% |
100~109 |
65% |
55% |
110~ |
55% |
45% |
参照サイト「降圧剤を服用すべきか否か」
降圧剤を飲んで、血圧を同じレベル(降圧剤なしの方)まで下げても、自立率が著しく低下するのが分ると思います。
先ほどお話ししましたが、降圧剤を服用すると、10%以上の降圧は見込めます。
しかし自立度が著しく低下してしまう(要介護)のです。これは降圧剤の副作用と言われています。
そもそも降圧剤を服用する理由は、自立できるような健康な体を手にするためではないのでしょうか?今一度、降圧剤を飲む意味を考えたい所です。
血圧を10%ほど下げるのでいいのなら、他にも方法はあります。
サイト内記事
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