年齢別の血圧の正常値について解説します。現在のところ年齢別の血圧の正常値というものはなく、どの年齢別でも上の血圧で129mmHg、下の血圧で84mmHgまでが正常値と定められています。

年齢を重ねると誰しも血圧が上がる事を考えると、個人的には年齢別の血圧の正常値を設けるべきだと考えています。しかし現状では、年齢別の血圧の正常値というものは存在しません。

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血圧 正常値 上の血圧 下の血圧 自宅測定時
至適血圧 119まで 79まで 125/80未満
正常値 120~129 80~84
正常高値 130~139 85~89
高血圧 140以上 90以上 135/85以上
単位mmHg

しかしながら年齢別に血圧が正常値かどうか判断するための指針は必要になってきます。今の所その指針となる数値は、「年齢別の血圧の平均値」しかありません。

年齢別の血圧の平均値≒年齢別の血圧の正常値という考え方になりますが、例えば年齢別に50歳代で見てみると、血圧の平均値≒正常値は女性で133/81、男性で138/85となっております。

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年齢別 血圧 正常値 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代
女性 114/71 123/77 133/81 140/82 145/79
男性 124/79 130/84 138/85 142/84 146/80

次に血圧が正常値の方の割合(%)を年齢別に見てみます。下の年齢別一覧表から30歳代までは、60%以上の方が血圧を正常値に出来ていますが、その数も年齢と共に減少していきます。

年齢別 血圧
正常値の割合
30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代
女性 85% 65% 43% 26% 19%
男性 62% 41% 31% 22% 18%

そして「年齢別 高血圧の割合」にあるように、60歳代に入ると50%以上の確率で高血圧140/90以上へと移行してしまうのがお分かり頂ける事でしょう。

年齢別
高血圧の割合
30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代
女性  5% 18% 37% 51% 61%
男性 21% 36% 44% 56% 65%

年齢別の血圧の正常値で大切なのは、①同年代では何%が正常値をキープ出来ているのか?②同年代の血圧の平均値≒血圧の正常値はいくつなのかを知っておく事だと思います。

年齢別の詳しい血圧の特長や注意点は、上から2番目の表内の「○○歳代 」で解説しております。ぜひ参考にして下さい。

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