妊婦さんについてです。妊婦さんの血圧の正常値は、その年齢などには関係なく130/85mmHg未満と定められています。

ただ妊婦さんによっては血圧が高くなるケースがあり、140/90mmHg以上になると妊娠高血圧症候群と診断されますので注意が必要です。

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妊婦 血圧 正常値 病院測定 自宅測定
至適血圧 120/80未満 125/80未満
正常値 130/85未満
正常高値 140/90未満
妊娠高血圧症候群 140/90以上 135/85以上

妊娠高血圧は、妊娠20週から分娩後12週目あたりに見られる高血圧です。妊婦さんが妊娠中に高血圧になると、通常の高血圧の治療が行われます。

妊娠高血圧にかかった妊婦さんは、食事療法、運動療法、必要なら薬物療法も同時に行います。

妊娠高血圧は、高齢者がかかる高血圧と何も変わりませんので、重度の妊娠高血圧を放置すると、お若い妊婦さんといえども脳卒中や心筋梗塞の可能性が高くなります。

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重度の妊娠高血圧の妊婦さんは、母子ともに危険となるため、妊娠中止もしくは帝王切開による早期出産を実施するようになります。

妊娠高血圧にかかる妊婦さんは、妊婦全体の8%前後と言われています。それほど多くはないですが、ご両親に高血圧の方がいたり、妊婦本人が糖尿病又は肥満ぎみである場合に発症することが多いと言われてます。

妊娠高血圧になってしまった妊婦さんは、塩分を減らした食生活を行い軽い運動をするようにして下さい。まず塩分を減らすため、塩分を半分にした塩「味の素 やさしお」と「キッコーマン 減塩醤油」は必ず必要になります。

また妊婦さんは激しい運動を禁止されていますが、なるだけ歩く事を心掛けて日々過ごして頂きたいと思います。

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